おすすめキャスティング会社15選！プロが選び方を徹底比較

CMや広告、イベントなどでタレントやインフルエンサーの起用を検討しているものの、「どのキャスティング会社に依頼すれば良いかわからない」「そもそも役割やメリットがわからない」とお悩みの担当者様も多いのではないでしょうか。結論として、キャスティング会社選びで最も重要なのは「依頼したいジャンルの実績」と「企画提案力」です。本記事では、キャスティング会社の役割や芸能事務所との違いといった基礎知識から、プロが解説する失敗しない選び方の5つの重要ポイントまでを網羅。さらに、総合力に優れた大手からインフルエンサー、モデルに特化した専門会社まで、目的別におすすめのキャスティング会社15選を徹底比較します。依頼の流れや費用相場もわかるため、この記事を読めば自社の企画を成功に導く最適なパートナーが必ず見つかります。

キャスティング会社とは 役割と依頼するメリットを解説

キャスティング会社とは、広告、映画、ドラマ、イベントなどのプロジェクトにおいて、その企画内容やコンセプトに最も適したタレント、俳優、モデル、インフルエンサー、文化人といった「キャスト」を提案し、起用までをサポートする専門企業です。クライアント企業と、タレントが所属する芸能事務所やプロダクションとの間に立ち、円滑なコミュニケーションの橋渡し役を担う、キャスティングのプロフェッショナル集団と言えます。豊富な業界知識と幅広いネットワークを駆使し、企画の成功を左右する重要な「人選」を成功に導くための重要なパートナーとなります。

芸能事務所や広告代理店との違い

キャスティング会社は、しばしば芸能事務所や広告代理店と混同されがちですが、その役割は明確に異なります。それぞれの特徴を理解することで、どの会社に何を依頼すべきかが明確になります。

	キャスティング会社	芸能事務所	広告代理店
主な役割	クライアントの企画に最適なキャストを、事務所の垣根を越えて提案・交渉・契約する	自社に所属するタレントの育成、マネジメント、仕事の獲得を行う	広告主のマーケティング活動全般を企画・制作・実施する
所属タレントの有無	原則としていない（中立的な立場）	いる（自社タレントのプロモートが主目的）	いない
得意分野	幅広いジャンル・事務所からの最適なキャスト提案と、複雑な権利関係の調整	所属タレントの魅力を最大限に活かしたプロモーション	市場調査からメディア戦略、クリエイティブ制作まで、広告キャンペーン全体の設計
立ち位置	クライアントと芸能事務所の中間に立ち、両者の調整役を担う	タレント（キャスト）側の立場	広告主（クライアント）側の立場

このように、キャスティング会社は「キャストを探し、起用する」という業務に特化した専門家です。広告代理店がキャスティング業務をキャスティング会社に外注するケースも多く、その専門性の高さがうかがえます。

キャスティング会社を利用する3つのメリット

自社で直接タレントを起用することも可能ですが、キャスティング会社を利用することで、時間や手間の削減だけでなく、キャスティングの質そのものを向上させる多くのメリットがあります。ここでは代表的な3つのメリットを解説します。

メリット1 企画に最適なキャストを提案してくれる

キャスティング会社の最大の強みは、その提案力にあります。単に知名度の高いタレントをリストアップするのではなく、プロジェクトの目的、ターゲット層、ブランドイメージ、そして予算といった多角的な視点から、最も費用対効果の高い最適なキャストを提案してくれます。
最新のタレント情報や業界トレンドにも精通しているため、世間の注目を集める旬なインフルエンサーや、特定の分野で影響力を持つ専門家など、自社だけでは見つけ出すことが難しい候補者を発掘してくれる可能性も高まります。豊富な実績とデータに基づいた客観的な提案は、キャスティングの成功確率を大きく引き上げます。

メリット2 複雑な契約や交渉を一任できる

タレントを起用する際には、出演交渉から始まり、スケジュール調整、ギャランティの交渉、そして肖像権の利用範囲などを定めた契約書の締結まで、非常に複雑で専門的な手続きが必要です。これらのプロセスには業界特有の慣習や法律知識が求められ、経験がないと予期せぬトラブルに発展するリスクも少なくありません。
キャスティング会社に依頼すれば、これらの煩雑で専門性の高い業務をすべて代行してもらえます。過去の事例に基づいた適切なギャランティの交渉や、権利関係をクリアにした契約書の作成など、あらゆる実務を安心して任せられるため、依頼主は企画内容のブラッシュアップなど、本来注力すべき業務に集中できます。

メリット3 複数事務所への横断的な依頼が可能

「この企画には俳優AさんとモデルBさんを起用したい」と考えた際、もし2人の所属事務所が異なれば、それぞれの事務所に個別に連絡し、交渉を進めなければなりません。これは非常に手間がかかる作業です。
キャスティング会社は、多数の芸能事務所やプロダクションと良好な関係を築いているため、依頼の窓口を一本化できます。一度の相談で、複数の事務所に所属するタレントを横断的にリストアップし、比較検討することが可能です。特定の事務所に偏ることなく、企画にとって本当に最適なキャストは誰かという中立的な視点で候補者を探せる点は、大きなメリットと言えるでしょう。

失敗しないキャスティング会社の選び方 5つの重要ポイント

キャスティング会社は数多く存在するため、どの会社に依頼すれば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。自社の企画や広告の目的を達成するためには、信頼できるパートナーとなるキャスティング会社を選ぶことが不可欠です。ここでは、キャスティング会社選びで失敗しないための5つの重要なポイントをプロの視点から詳しく解説します。

ポイント1 依頼したいジャンルの実績が豊富か

キャスティングと一言で言っても、俳優、モデル、インフルエンサー、文化人・専門家など、そのジャンルは多岐にわたります。そして、ジャンルごとに芸能事務所との関係性や交渉のノウハウ、適切なギャランティの相場観は大きく異なります。自社の企画に合ったジャンルのキャスティング実績が豊富かどうかは、最も重要な確認事項と言えるでしょう。

例えば、Z世代向けのSNSキャンペーンでインフルエンサーを起用したい場合、俳優やタレントのキャスティングを主軸としてきた会社よりも、インフルエンサーマーケティングに特化した会社の方が、より的確な提案やスムーズな進行が期待できます。公式サイトの制作実績や事例紹介を確認し、自社が依頼したいジャンルと合致しているか必ずチェックしましょう。

ジャンル	主な確認ポイント
俳優・タレント	・テレビCM、ドラマ、映画など、主要メディアでのキャスティング実績 ・大手芸能事務所との強いパイプがあるか ・オーディションの開催実績
モデル	・ファッション誌、広告、ECサイトなど、媒体ごとの実績 ・アパレル、コスメ、食品など、得意な業界 ・キッズモデルやシニアモデルなど、特定の年代への対応可否
インフルエンサー・YouTuber	・フォロワー数だけでなく、エンゲージメント率を重視した提案力 ・炎上リスク管理やステマ規制への知見 ・タイアップ投稿の効果測定やレポーティング能力
文化人・専門家	・医師、弁護士、料理研究家など、専門分野ごとのネットワーク ・講演会や監修、コメンテーターとしてのキャスティング実績 ・専門性の高い内容を正確に伝えられるか

ポイント2 企画提案力やコンサルティング力があるか

優れたキャスティング会社は、単に依頼されたキャストを手配するだけの「代行業者」ではありません。クライアントの課題や企画の意図を深く理解し、目的達成のために最適なキャストや起用方法を提案してくれる「コンサルタント」としての一面を持っています。

例えば、「新商品の認知度を上げたい」という漠然とした要望に対しても、「ターゲット層を考慮すると、知名度のあるタレントAさんより、特定のファン層に強い影響力を持つYouTuberのBさんの方が費用対効果が高いかもしれません」といった、データに基づいた戦略的な提案をしてくれる会社は信頼できます。問い合わせやヒアリングの際に、こちらの意図をどれだけ深く汲み取り、付加価値のある提案をしてくれるかを見極めましょう。

ポイント3 料金体系が明確で分かりやすいか

キャスティングにかかる費用は、キャストの出演料（ギャラ）だけではありません。キャスティング会社に支払う手数料（キャスティングフィー）のほか、撮影当日の交通費やスタイリスト費用など、様々な費用が発生する可能性があります。トラブルを未然に防ぐため、契約前に必ず詳細な見積もりを取り、料金体系の透明性を確認することが重要です。

見積もりを依頼する際は、以下の点を確認しましょう。

• キャスティングフィーの算出方法（出演料の料率か、固定料金か）
• 出演料以外に発生する可能性のある費用（交通費、宿泊費、ヘアメイク代など）の一覧
• 契約期間や、Web広告、SNSなど二次利用する場合の追加料金の有無
• オーディションを実施する場合の費用

複数の会社から相見積もりを取り、料金だけでなくサービス内容も含めて比較検討することをおすすめします。不明瞭な項目があれば、遠慮なく質問し、納得できるまで説明を求めましょう。

ポイント4 担当者のレスポンスが早く丁寧か

広告制作やイベントのキャスティングは、多くの関係者が関わり、タイトなスケジュールで進行することが少なくありません。そのため、円滑なプロジェクト進行のために、信頼できる優秀な担当者を見つけることが成功の鍵となります。

問い合わせへの返信速度はもちろんのこと、コミュニケーションの質も重要です。専門用語を多用せず、こちらの質問に対して分かりやすく丁寧に回答してくれるか。要望を正確に理解し、実現が難しい場合は代替案を提示してくれるか。こうした担当者の姿勢は、プロジェクトがスムーズに進むかどうかを大きく左右します。最初の問い合わせの段階から、担当者の対応力を注意深く観察しましょう。単なる「御用聞き」ではなく、プロジェクトを共に成功させようという熱意を持ったパートナーを見つけることが理想です。

ポイント5 オンラインでの対応が可能か

近年、働き方の多様化に伴い、オンラインでの打ち合わせやオーディションが一般的になりました。特に地方の企業やスピーディーな進行を求める場合、オンライン対応の可否は重要な判断基準となります。

オンライン対応が可能な会社であれば、場所を選ばずに打ち合わせができ、移動時間やコストを削減できます。また、候補者リストの共有やオーディションの実施もオンラインで行うことで、迅速な意思決定が可能になります。公式サイトでオンライン対応について明記されているかを確認したり、問い合わせの際に「オンラインでの打ち合わせは可能ですか？」「オンラインオーディションの実績はありますか？」といった質問をしてみると良いでしょう。ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなど、自社で利用しているツールに対応しているかも合わせて確認しておくと、よりスムーズです。

【目的別】おすすめキャスティング会社15選を徹底比較

キャスティング会社と一言でいっても、それぞれに得意なジャンルや特徴があります。自社の企画内容や予算、起用したいキャストのイメージに合わせて最適な会社を選ぶことが成功のカギです。この章では、数あるキャスティング会社の中から実績豊富な15社を「総合力」「インフルエンサー・YouTuber」「モデル・エキストラ」の3つのカテゴリに分けて、それぞれの強みや特徴を詳しくご紹介します。

総合力で選ぶ大手キャスティング会社5選

俳優、タレント、モデル、文化人、アスリートまで、幅広いジャンルのキャスティングに対応できる総合力の高い会社です。テレビCMや大規模な広告キャンペーン、PRイベントなど、多岐にわたるキャスティングニーズに応えられるため、初めて依頼する企業や、複数の選択肢から最適なキャストを提案してほしい企業におすすめです。豊富な実績とネットワークを活かした提案力が魅力です。

株式会社GOLD CAST (ゴールドキャスト)

株式会社GOLD CASTは、5,000件以上の豊富なキャスティング実績を誇る総合キャスティング会社です。大手広告代理店出身のキャスティングディレクターが在籍しており、企画の意図を深く理解した的確な提案に定評があります。オンラインオーディションやオンラインキャスティングにも対応しており、スピーディーかつ効率的な進行が可能です。タレントや俳優だけでなく、文化人や専門家のキャスティングにも強く、企業のブランディングやPRイベントで説得力のある人選を実現します。

特徴	得意ジャンル	こんな企業におすすめ
5,000件以上の豊富な実績 オンラインオーディション対応 広告代理店出身者による企画提案力	タレント、俳優、モデル、お笑い芸人、文化人、専門家、アスリートなど	初めてキャスティングを依頼する企業 企画段階から相談したい企業 スピーディーな対応を求める企業

株式会社エイスリー

株式会社エイスリーは、「総合キャスティング」と「エンタメ特化型総合人材」の2軸で事業を展開するユニークな会社です。タレントやインフルエンサーはもちろん、声優、VTuber、2.5次元俳優まで、多様化するエンタメ領域のキャストを網羅しています。特にエンタメ業界との強いリレーションを活かした、他社では難しい独創的なキャスティングを得意としています。企画に合わせた著名人のリストアップから、複雑な権利処理や契約交渉までワンストップで任せることができます。

特徴	得意ジャンル	こんな企業におすすめ
エンタメ領域を幅広く網羅 企画から実行までワンストップ対応 芸能事務所約4,000社との取引実績	俳優、モデル、インフルエンサー、声優、VTuber、クリエイターなど	WebコンテンツやSNS施策を検討中の企業 独自のキャスティングを実現したい企業 エンタメ業界のトレンドを取り入れたい企業

ヒーローキャスティング株式会社

ヒーローキャスティング株式会社は、日本最大級のキャスティング実績を持つ会社の一つです。年間2,000件以上のキャスティングを手掛け、そのネットワークは芸能界だけでなく、文化人、専門家、インフルエンサー、YouTuberまで多岐にわたります。12,000名以上のキャストデータベースを保有しており、あらゆるジャンル・予算の相談に対応可能です。全国に拠点を持ち、地方でのイベントや撮影にも柔軟に対応できる体制が整っています。

特徴	得意ジャンル	こんな企業におすすめ
年間2,000件以上の圧倒的な実績 12,000名以上のキャストデータベース 全国対応可能なネットワーク	タレント、俳優、モデル、インフルエンサー、文化人、アスリートなど	大規模なキャンペーンを計画している企業 地方でのキャスティングを希望する企業 幅広い選択肢から検討したい企業

株式会社SKALY

株式会社SKALYは、タレントやインフルエンサーのキャスティングを軸に、広告制作やSNSマーケティング支援まで手掛ける会社です。キャスティングだけでなく、その後のプロモーション効果を最大化するための戦略立案にも強みを持っています。特にSNSとの連動企画や、デジタル領域でのタレント活用において高い専門性を発揮します。データに基づいた効果測定やレポーティングも充実しており、費用対効果を重視する企業にとって心強いパートナーとなるでしょう。

特徴	得意ジャンル	こんな企業におすすめ
SNSマーケティングとの連携 デジタル領域に特化した提案力 効果測定とレポーティング	タレント、インフルエンサー、モデル、YouTuberなど	Web広告やSNSプロモーションを強化したい企業 費用対効果を可視化したい企業 デジタル施策全般を相談したい企業

株式会社クロスアイ

株式会社クロスアイは、元芸能プロダクションマネージャーや広告代理店出身者で構成されたプロフェッショナル集団です。業界の内部事情に精通しているため、芸能事務所との交渉力に長けています。キャストの選定だけでなく、企画のコンセプトに合わせたPR戦略全体のコンサルティングも行っています。テレビ、Web、イベントなど媒体を問わず、最適なキャストと活用方法をトータルで提案してくれるのが大きな魅力です。

特徴	得意ジャンル	こんな企業におすすめ
業界出身者による高い交渉力 PR戦略全体のコンサルティング 迅速かつ丁寧な対応	俳優、タレント、モデル、文化人、アスリートなど	PR戦略から相談したい企業 難しい条件の交渉を任せたい企業 担当者と密に連携を取りたい企業

インフルエンサーやYouTuberに強いキャスティング会社5選

SNSマーケティングの重要性が高まる中、インフルエンサーやYouTuberの起用は企業のプロモーション戦略に不可欠となっています。このカテゴリでは、マイクロインフルエンサーからトップクリエイターまで、幅広いネットワークを持ち、企画立案から効果測定まで一気通貫でサポートしてくれる会社をご紹介します。若年層へのアプローチや、商品の認知度向上、UGC（ユーザー生成コンテンツ）の創出を狙う企業に最適です。

ECH株式会社

ECH株式会社は、インフルエンサーマーケティングに特化したキャスティング会社です。独自のプラットフォーム「Cast Me!」を運営しており、多数のインフルエンサーが登録しています。企業の商材やターゲット層に合わせて、最適なインフルエンサーをAIが分析・提案してくれるのが最大の特徴です。ギフティングやイベント招待、ライブコマースなど、多様な施策に対応可能で、効果測定レポートも詳細に提供してくれます。

特徴	対応SNS	こんな企業におすすめ
AIによる最適なインフルエンサー提案 独自のプラットフォームを運営 詳細な効果測定レポート	Instagram, YouTube, TikTok, X(旧Twitter)など	データに基づいた人選を行いたい企業 インフルエンサー施策を初めて行う企業 少額の予算から試したい企業

株式会社FinT

株式会社FinTは、特にZ世代や女性向けマーケティングに強みを持つ会社です。SNSアカウントのコンサルティングからインフルエンサーキャスティングまで、トータルで支援しています。トレンドに敏感な企画チームが、商品の魅力を最大限に引き出すクリエイティブなPR施策を立案します。InstagramやTikTokでのタイアップ投稿、YouTube動画制作など、各SNSの特性を活かしたプロモーションが得意です。

特徴	対応SNS	こんな企業におすすめ
Z世代・女性向けマーケティングに特化 SNSアカウント運用の知見が豊富 クリエイティブな企画提案力	Instagram, TikTok, YouTubeなど	若年層や女性をターゲットとする企業 SNSアカウントのグロースも目指す企業 トレンド感のあるPRを実施したい企業

Find Model (ソーシャルワイヤー株式会社)

Find Modelは、ソーシャルワイヤー株式会社が運営するインフルエンサーマーケティングサービスです。1万人以上のインフルエンサーネットワークを持ち、公募制の採用でスピーディーかつ低コストでのキャスティングを実現しています。美容・コスメ、ファッション、食品、旅行など、幅広い業界での実績が豊富です。専任のディレクターが企画から投稿管理、レポーティングまで一貫してサポートするため、安心して依頼できます。

特徴	対応SNS	こんな企業におすすめ
公募制によるスピーディーなマッチング 幅広い業界での豊富な実績 専任ディレクターによる手厚いサポート	Instagram, YouTube, TikTok, X(旧Twitter)など	コストを抑えて多数のインフルエンサーを起用したい企業 短期間でプロモーションを実施したい企業 進行管理をすべて任せたい企業

株式会社TORIHADA

株式会社TORIHADAは、特にTikTokマーケティングに強みを持つ会社です。TikTokクリエイターのプロダクションも運営しており、影響力の高いTikTokerを多数キャスティングできます。TikTokのアルゴリズムやトレンドを熟知した専門家が、バイラル（口コミでの拡散）を生む企画を立案・実行します。ショート動画制作から広告運用まで、TikTokに関するあらゆる施策をワンストップで提供しています。

特徴	対応SNS	こんな企業におすすめ
TikTokマーケティングに特化 TikTokクリエイターのプロダクション運営 ショート動画制作のノウハウが豊富	TikTok, YouTube(ショート), Instagram(リール)など	TikTokで若年層にアプローチしたい企業 ショート動画を活用したPRを検討中の企業 バイラルコンテンツを作りたい企業

UUUM株式会社

UUUM株式会社は、HIKAKINやはじめしゃちょーなど、日本を代表するトップYouTuberが多数所属するクリエイターサポート企業です。キャスティング会社とは少し異なりますが、所属クリエイターとのタイアップ企画を検討する際の窓口となります。絶大な影響力を持つトップクリエイターを起用した、大規模なプロモーションが可能です。企業や商品のブランドイメージ向上、圧倒的なリーチ数の獲得を目指す場合に最適な選択肢です。

特徴	対応SNS	こんな企業におすすめ
トップYouTuberが多数所属 高いブランド力と影響力 質の高い動画コンテンツ制作	YouTube, Instagram, X(旧Twitter)など	圧倒的な認知度を獲得したい企業 企業のブランディングを強化したい企業 大規模な予算でプロモーションを計画している企業

モデルやエキストラ専門のキャスティング会社5選

広告スチール撮影、CM、ドラマ、映画、ファッションショーなど、特定のビジュアルイメージを具現化するためには、モデルやエキストラの存在が欠かせません。ここでは、多種多様なモデルや経験豊富なエキストラのキャスティングに特化した会社をご紹介します。キッズモデルからシニアモデル、外国人モデル、パーツモデルまで、ニッチな要望にも応えられるのが強みです。

株式会社アクアモデル

株式会社アクアモデルは、広告業界を中心に幅広いジャンルのモデルキャスティングを手掛ける会社です。ファッションモデルやCMモデルはもちろん、読者モデルやサロンモデル、キッズモデル、さらにはペットモデルまで、幅広いネットワークを持っています。広告のコンセプトやターゲット層を深く理解し、商品の魅力を最大限に引き出すモデルを提案する力に長けています。

特徴	得意なモデル層	こんな企業におすすめ
広告業界での豊富な実績 多様なジャンルのモデルが在籍 ペットモデルの手配も可能	広告モデル、読者モデル、キッズモデル、パーツモデル、ペットモデルなど	広告やカタログのスチール撮影を予定している企業 特定のパーツ（手元・髪など）のモデルを探している企業 幅広い年齢層のモデルを起用したい企業

株式会社シンフォニア

株式会社シンフォニアは、モデル・タレントのキャスティングに加えて、イベントコンパニオンやMCの派遣も行っている会社です。特に、展示会やセミナー、記者発表会などのイベント関連のキャスティングに強みを持っています。全国にネットワークがあり、地方でのイベントにも迅速に対応できる体制が整っています。外国人モデルやナレーターも多数在籍しており、グローバルな案件にも対応可能です。

特徴	得意なモデル層	こんな企業におすすめ
イベント関連のキャスティングに強い 全国対応可能なネットワーク 外国人モデル・ナレーターが豊富	イベントコンパニオン、MC、モデル、ナレーター、外国人モデルなど	展示会や発表会などのイベントを企画している企業 地方でのキャスティングが必要な企業 多言語対応が必要な案件を抱える企業

高橋事務所

高橋事務所は、エキストラ専門のキャスティング会社として業界内で高い知名度を誇ります。映画、ドラマ、CMなど、数多くの映像作品にエキストラを派遣してきた実績があります。登録者数が非常に多く、老若男女、様々なキャラクターのエキストラを大規模に動員することが可能です。現場での対応力も高く、撮影がスムーズに進行するようサポートしてくれます。作品の世界観にリアリティを求める制作会社にとって、欠かせない存在です。

特徴	得意なモデル層	こんな企業におすすめ
エキストラ専門の老舗 大規模な動員に対応可能 映像作品での豊富な実績	エキストラ（全年齢、多様なキャラクター）	映画やドラマ、CMの制作会社 大人数のエキストラが必要な撮影を行う企業 作品にリアリティを追求したい企業

株式会社イー・スピリット

株式会社イー・スピリットは、広告写真やCMを中心に、モデルから俳優、文化人まで幅広くキャスティングする会社です。特に、オーディションの企画・運営に定評があります。自社で撮影スタジオを保有しており、オーディションから撮影までをワンストップで進行できるのが大きな強みです。経験豊富なキャスティングディレクターが、企画の初期段階からクリエイターと連携し、最適な人選をサポートします。

特徴	得意なモデル層	こんな企業におすすめ
オーディションの企画・運営に強い 自社スタジオを保有 経験豊富なディレクター陣	広告モデル、俳優、文化人、一般人モデルなど	大規模なオーディションを実施したい企業 キャスティングから撮影まで一括で依頼したい企業 クリエイティブの質にこだわりたい企業

株式会社ワタナベ・モデル・エージェンシー

株式会社ワタナベ・モデル・エージェンシーは、シニア世代のモデル・タレントに特化した珍しいキャスティング会社です。60代以上の経験豊かなモデルが多数在籍しており、シニア向けの商品やサービスの広告で説得力のあるキャスティングを実現します。人生経験豊富なモデルたちが醸し出す自然な表情や温かみは、他の世代では表現できない独自の魅力があります。健康食品、保険、介護サービスなどの業界から高い支持を得ています。

特徴	得意なモデル層	こんな企業におすすめ
シニアモデル・タレントに特化 経験豊富なモデルが多数在籍 自然で説得力のある表現力	シニアモデル、シニアタレント（60代以上）	シニア層をターゲットとする商品・サービスを扱う企業 広告に信頼性や安心感を加えたい企業 リアルな生活感を表現したい企業

キャスティング会社への依頼から起用までの流れ

初めてキャスティング会社に依頼する場合、どのような手順で進むのか不安に感じる方も多いでしょう。しかし、基本的な流れを把握しておけば、スムーズに進行できます。ここでは、お問い合わせからキャストの起用、撮影当日に至るまでの一般的な4つのステップを詳しく解説します。

ステップ1 お問い合わせとヒアリング

最初のステップは、キャスティング会社の公式サイトにある問い合わせフォームや電話で連絡を取ることから始まります。この段階では、企画の概要を簡単に伝えるだけで問題ありません。その後、キャスティング会社の担当者から連絡があり、より詳細なヒアリングが行われます。

ヒアリングは、最適なキャストを提案してもらうための非常に重要なプロセスです。企画の成功を左右するため、自社の要望や条件を具体的かつ正確に伝えることを心がけましょう。ヒアリングで伝えるべき主な情報は以下の通りです。

項目	伝えるべき内容の例
企画概要	WebCM、テレビ番組、イベント登壇、SNSキャンペーンなどの目的や内容
ターゲット層	20代女性、ファミリー層、ビジネスパーソンなど、商品やサービスの対象者
キャストのイメージ	「清潔感のある俳優」「フォロワー10万人以上の美容系YouTuber」など具体的な人物像
予算	キャストの出演料だけでなく、キャスティング手数料を含めた全体の予算感
スケジュール	撮影希望日、情報解禁日、広告の掲載期間など
媒体・露出範囲	テレビ、Webサイト、SNS、交通広告など、制作物を使用する媒体と範囲
契約期間	広告の掲載期間や肖像を使用する期間（例：1年間）

これらの情報を事前に整理しておくことで、キャスティング会社はより精度の高い提案を準備できます。

ステップ2 企画提案とキャスト候補のリストアップ

ヒアリングで伝えた内容に基づき、キャスティング会社が企画に最適なキャスト候補をリストアップし、提案してくれます。この提案資料には、通常、候補者のプロフィール、芸歴や過去の実績、SNSアカウント情報（フォロワー数など）、そして出演料の目安などが記載されています。

キャスティング会社の強みは、単に知名度や人気度だけでなく、企画のコンセプトや企業ブランド、ターゲット層との親和性を深く考慮した提案をしてくれる点にあります。複数の芸能事務所に横断して候補者を探してくれるため、自社だけでは見つけられなかったような意外な、しかし最適な人材が見つかることも少なくありません。提案されたリストをもとに、社内で検討し、起用したいキャストの方向性を絞り込んでいきます。

ステップ3 オーディションとキャスト決定

リストアップされた候補者の中から、最終的なキャストを決定するステップです。広告や映画など、演技力や表現力が求められる案件では、オーディションを実施することが一般的です。オーディションには、対面形式のほか、昨今ではオンライン形式や、事前に撮影した動画を送付する形式など、様々な方法があります。

キャスティング会社は、オーディションの会場手配、候補者とのスケジュール調整、当日の進行管理まで、煩雑な業務をすべて代行してくれます。オーディションは、候補者のスキルや個性だけでなく、企画への理解度やコミュニケーション能力を直接確認できる貴重な機会です。書類だけでは分からない人柄や魅力を知ることで、より確信を持ってキャストを決定できるでしょう。オーディションの結果を踏まえ、最終的な起用キャストを決定し、出演交渉へと進みます。

ステップ4 契約締結と撮影当日

起用するキャストが正式に決定したら、最後に出演契約を締結します。契約書には、出演料はもちろんのこと、肖像権の利用範囲（媒体、期間、地域など）、競合他社の広告への出演制限（裏かぶり）、SNSでの発信に関するルールなど、専門的で複雑な項目が含まれます。

これらの法務的な知識が必要な契約交渉や契約書の作成・確認作業を、すべてキャスティング会社に一任できるのは大きなメリットです。権利関係のトラブルを未然に防ぎ、安心して企画を進行できます。
契約締結後、いよいよ撮影当日を迎えます。キャスティング会社は、当日の現場にも立ち会い、キャストが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、入り時間や楽屋の管理、撮影進行のサポートなど、細やかなケアを行います。撮影がスムーズに完了するまで、責任を持ってサポートしてくれる頼れるパートナーです。

キャスティング会社の費用相場と料金の内訳

キャスティング会社に依頼する際、最も気になるのが費用ではないでしょうか。キャスティングにかかる費用は、単純に「キャストの出演料」だけではありません。「キャストの出演料（ギャラ）」と「キャスティング会社への手数料」の2つが主な内訳となります。その他にも、オーディションの開催費用や撮影当日の諸経費などが発生する場合があります。費用の透明性は会社選びの重要なポイントです。契約前に必ず詳細な見積もりを取り、料金の内訳をしっかりと確認しましょう。

キャストの出演料以外の費用とは

キャスティング会社に支払う費用には、キャスト本人に支払われる出演料の他に、以下のような手数料や諸経費が含まれます。これらの費用を理解しておくことで、予算オーバーを防ぎ、スムーズな進行が可能になります。

キャスティングフィー（手数料）

キャスティングフィーとは、キャスティング業務を代行してくれるキャスティング会社へ支払う手数料のことです。企画に合ったキャストの提案、芸能事務所との交渉、契約手続き、スケジュール調整など、煩雑な業務全般を担ってもらうための対価となります。一般的には、キャストの出演料の20%〜30%が相場とされていますが、依頼内容の難易度や業務範囲によって変動します。最低手数料（ミニマムチャージ）を設定している会社もあるため、少額の依頼の場合は事前に確認が必要です。

その他の諸経費

キャスティングフィー以外にも、以下のような費用が発生する可能性があります。どこまでが料金に含まれているのか、何が別途必要なのかを見積もりの段階で明確にしておくことが大切です。

• オーディション費用：オーディションを開催する場合の会場費、審査員費、カメラマンなどの人件費です。
• 交通費・宿泊費：撮影場所が遠方の場合に発生するキャストやスタッフの移動費、宿泊費です。
• ヘアメイク・スタイリスト費用：専門のヘアメイクアップアーティストやスタイリストを手配する場合の費用です。
• 肖像権の二次利用料：契約した媒体以外（Web広告、SNS、店頭POPなど）で写真や動画を使用する場合に発生する追加料金です。契約時に利用範囲を明確にしておくことで、後々のトラブルを防げます。
• 契約期間の延長料：当初の契約期間を超えて広告などを継続して使用する場合に必要となる費用です。

依頼内容別の料金相場の目安

キャスティング費用は、依頼するメディア、キャストの知名度や実績、契約期間、拘束時間など、様々な要因によって大きく変動します。ここでは、依頼内容別の費用相場を一覧でご紹介します。あくまで一般的な目安であり、実際の金額は個別の案件ごとに大きく異なるため、参考としてご覧ください。

依頼内容	キャストの種類	費用相場（目安）
TVCM	有名俳優・タレント	1,000万円～数億円
Web広告・動画広告	中堅タレント・モデル	50万円～500万円
イベント・セミナー登壇	文化人・専門家	30万円～300万円
インフルエンサー（SNS投稿）	フォロワー100万人以上	1投稿 100万円～
インフルエンサー（SNS投稿）	フォロワー10万人前後	1投稿 20万円～50万円
雑誌・カタログモデル	プロモデル	1日拘束 5万円～30万円
エキストラ	登録エキストラ	1日拘束 5,000円～2万円

上記は出演料の目安であり、これに加えてキャスティングフィーや諸経費がかかります。特に、TVCMのような影響力の大きい媒体や、契約期間が1年以上に及ぶ場合は、肖像権の価値が高まるため費用も高額になる傾向があります。予算が限られている場合は、Web広告限定での起用や、契約期間を短く設定する、あるいは今後の活躍が期待される新人キャストを起用するといった方法で費用を抑えることも可能です。まずはキャスティング会社に予算感を伝え、最適なプランを提案してもらうことが成功への近道です。

まとめ

本記事では、キャスティング会社の役割やメリット、失敗しない選び方の5つの重要ポイント、そして目的別のおすすめキャスティング会社15選を詳しく解説しました。

キャスティング会社は、キャスティングに特化した専門家集団です。専門的な知見と幅広いネットワークを活かして企画に最適なキャストを提案し、複雑な契約交渉やスケジュール調整を一手に引き受けてくれるため、自社のリソースを企画そのものに集中させられるという大きなメリットがあります。

最適な一社を選ぶためには、まず自社が依頼したいジャンルでの「実績」を確認し、企画を成功に導く「提案力」があるかを見極めることが重要です。さらに、「料金体系の明確さ」や「担当者の対応の質と速さ」も、プロジェクトを円滑に進める上で欠かせない判断基準となります。

この記事で紹介した選び方のポイントやおすすめの会社を参考に、ぜひ自社の目的や予算に合った信頼できるパートナーを見つけ、プロジェクトを成功に導いてください。

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